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気の向くままに−能郷白山−


急斜面のため足元ばかり見て登るが、気分転換に時折頭上を見る。
赤みを帯びた小さな花が見えるがコミネカエデの雄花か、さらに上を透かして見ると変形したイタヤカエデが見える。オニイタヤかアカイタヤか。
因みに私の好きなカエデは、形の良さからカジカエデ、ミネカエデとしておこう。

コミネカエデ
急登が一旦平坦な道に変り、両脇にはネマガリダケがこれでもかと言わんばかりに生い茂り、その際には、
小さな花をつけたマイヅルソウが敷きつめたように広がっている。
大きな葉っぱの真ん中に清楚で可愛い花をつけたサンカヨウも疲れを吹き飛ばしてくれる。
今まで見たサンカヨウはいつも暑苦しく感じていたのに・・・。
ガンガン照りの午後の太陽の下では葉っぱもしおれていることだろう。
この辺りは1,400mを少し越えた辺りだ。
赤い花はミツバツツジと思いきやムラサキヤシオである。終わりかけの花が林の中に見える。
三つ葉でなく、少し細長く薄紫がかった葉っぱにオシベが10本。色鮮やかな文字通りムラサキヤシオである。
この辺りと頂上近くにも数株見られた。
ガマズミ、マルバアオダモ、ムシカリの花もまだ咲いていた。
ムシカリの花は白が鮮やかで、同じ大きさの5弁の装飾花だとつい最近まで思っていた。
ところが図鑑をみると合弁花なので花びらは5列と表現されている。
鬱そうとした谷筋で清々しい気分にさせてくれる花だと思っていたがこんな山の上で・・・。
  
マイヅルソウ           ムラサキヤシオ


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